運用業務のフリーランス案件「サーバエンジニア」

フリーランスのサーバエンジニアとして働く

サーバエンジニアはインフラ系の職種で、企業の情報基盤をIT技術で支えることが主な仕事です。多くのITサービスがクラウド化を進めているものの、オンプレ環境におけるサーバの構築や運用ができるエンジニアの需要がなくなることはありません。サーバエンジニアは案件の幅が広いことから人材不足になる現場は多く、フリーランスとして活動するサーバエンジニアの存在に多くの企業から注目が集まっているところです。

サーバエンジニアの収入

サーバエンジニアは全体的に人材不足の状態が続いており、単価相場は高い水準をキープしている状況です。フリーランスのような業務委託での契約を行う場合、単価相場をあらかじめ知っておくことで相場からかけ離れた単価に落ち着いてしまうリスクを回避できます。PHPやJavaなどで開発されたアプリを動かすためには、サーバエンジニアがLinuxサーバを構築する必要があります。フリーランスのサーバエンジニアが週5日でLinuxサーバの常駐案件を請負う場合、単価相場は月60万円前後とされています。ただし、サーバエンジニアのスキルによっては相場以上の高単価案件もあります。単価相場の基準を左右するのは、サーバエンジニアとしての実務経験の年数です。実務経験があまりないと、任せられる領域が狭くなることから単価は月20万円程度といわれています。一般的には経験年数が1年増えるごとに月単価が10万円程度上がります。月50万円以上の案件では、実務経験が少なくとも4年は必要です。正社員のサーバエンジニアの平均年収は450万円弱で、すべての業種を合わせた平均年収よりも高い水準です。

フリーランスが順調にスキルアップするには

フリーランスは自由がある反面、案件探しが難航すると収入が途絶えてしまうリスクがあります。未経験からフリーランスになる場合、単価を上げるためにスキルアップしていくよう努力しなければなりません。フリーランスが安定収入を手にするためには、できるだけ高単価の案件を早いうちに確保しておくことが重要になります。サーバエンジニア案件は一定期間を要することが多いため、案件をこなしつつ次の案件を探す時間があります。日々の仕事と次の案件探しに加え、スキルアップのためにできることを行います。これに関しては案件を通じてできることが多いため、スキルアップにつながりそうな案件を意識的に選ぶことで対処できます。エンジニアを対象とした勉強会やセミナーも、フリーランスがスキルアップするのに大きく役立ちます。フリーランスは意識していないと人との接触が減ってしまうため、仕事関係のつながりは自分から積極的に広げていく努力が必要です。